Morihachi

森八
もりはち

加賀藩御用を務めた、金沢の菓子司

森八本店の店内。「長生殿本舗」の扁額とショーケース
写真:森八 公式サイト
1625年
創業
401年
の歩み
石川
本拠地
5品
このページで紹介する代表商品

森八について

森八は1625年、金沢で酒造業を営んでいた森下屋の二代八左衛門が、加賀藩の藩命により菓子業へ転じたことに始まります。公式はこの二代を実質的な創業者と位置づけ、以後、加賀藩御用菓子司として前田家とともに二百数十年の藩政時代を歩みました。

代表銘菓の「長生殿」は、加賀藩三代藩主・前田利常が意匠を考え、茶人の小堀遠州が文字を揮毫したと伝わる墨型の落雁です。和三盆糖と北陸産のもち米粉でつくられ、「日本三名菓の随一」と称えられてきました。

藩御用の時代から手がけてきた菓子は約四千種におよぶといいます。2011年には金沢城下の大手町に本店を移し、二階に「金沢菓子木型美術館」を併設。江戸期からの菓子木型や菓子器を展示し、加賀金沢の菓子文化を伝えています。

ブランド森八
運営会社株式会社森八
創業1625年
創業者森下屋八左衛門(二代)
本社・本店石川県金沢市
ジャンル和菓子
公式サイトhttps://www.morihachi.co.jp/

歩み — 年表

  1. 1625年

    二代森下屋八左衛門が加賀藩の藩命により酒造業から菓子業に転じ、金沢城大手門前の尾張町に移る。

  2. 1869年

    店名を「森八」と改める。商号は森下屋の「森」と八左衛門の「八」に由来する。

  3. 1878年10月

    明治天皇の北陸行幸に際し、金花糖でつくった石橋の菓子を誂えて天覧に供する。

  4. 1886年11月

    宮内省から、宮中の食事会に供する菓子の御用を受ける。

  5. 1911年10月12日

    中宮茂吉が社業を継ぎ、資本金五千円で森八合名会社を設立する。

  6. 1916年

    東京・日本橋に東京支店を開設する。

  7. 1918年

    渋沢栄一夫妻が本店を訪れる。

  8. 1927年

    裏千家十四世淡々斎宗匠の金沢来訪に際し菓子接伴一式の御用を務め、本店茶室に「楽庵」の庵号を受ける。

  9. 1967年10月1日

    組織を改め、株式会社森八となる。

  10. 2011年

    金沢市大手町に新本店を開設。二階に金沢菓子木型美術館を併設する。

  11. 2021年

    東京店を千代田区神保町に移転開設する。

  12. 2022年

    和のショコラをうたうチョコレート専門店「UNFINI(アンフィニ)」を開く。

加賀金沢の菓子文化を、未来へ

森八の経営理念は、経営者からの号令ではなく、社員の立場で書かれているのが特徴です。「最高の味、最高のおもてなし」でお客様に満足を届けること、加賀金沢の菓子文化を「美味しい伝統文化」として未来へ守り伝えること、そしてこの仕事に誇りを持ち、仕事を通じて幸せな人生を実現すること。その三つを掲げ、社是として「世の中へのご恩返し」を続けていると記しています。

代表的な商品

価格・内容量は確認日時点の公式表示です。季節や在庫で変わります。

写真:森八 公式サイト/当サイトに写真の複製は保存していません。

知っておきたいこと

長生殿の誕生

江戸城の七夕の宴のため、三代森下屋八左衛門が藩命を受けて落雁を作ったことに由来すると公式は伝えます。小堀遠州がこれを賞味し、「長生殿」の三字を篆書体で彫り込むよう前田利常に助言して創製されたといいます。

四千種の菓子と、木型の美術館

藩御用菓子司として四百年に手がけた菓子は、生菓子約千五百種、干菓子約二千種などあわせて約四千種。本店二階の金沢菓子木型美術館には、その一端を伝える菓子木型や江戸期からの菓子器が展示されています。

商標「蛇玉」の由来

森八の家紋「蛇玉」は「龍玉」とも呼ばれ、森八の祖先にあたる亀田大隈高綱が、自らの武功を誇って胴丸に描いた紋様に由来すると公式は記しています。その紋は、いまも最中「蛇玉もなか」の形に受け継がれています。

店舗

加賀藩御用菓子司 森八 本店石川県金沢市大手町10-15(大樋美術館さん向かい)2階に金沢菓子木型美術館と森八茶寮を併設。営業時間 9:00–18:00(茶寮・美術館は17:00まで)

営業時間・定休日は変わることがあります。お出かけ前に公式サイトをご確認ください。

4個 1,858円/8個 3,651円(税込)

森八の頒布会「季節の上生菓子 定期便」の中身・解約方法・日持ちは、解説ページにまとめています。

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